高麗人参の栽培方法
高麗人参の栽培は
高麗人参は土作りに始まり、播種、発芽、間引き作業、移植、摘果、2回目の間引き作業、という過程をへて、収穫します。
この中で一番大切なのが土作りで、種おまく2年前から人参栽培の予定地位を決め、腐葉土を混ぜて何度も、耕す作業を20回以上繰り返します。
10月に苗床を作り11月に人手を総動員して、種をまきます。
冬お越し翌春3月になると、
被せていた覆いをとり、日光をあて、芽が出るのを待ちます。発芽は4月中旬で、今度は、日光をさえぎるための日覆い(朝日を入るようにしたもの)を取り付けます。
2年目の秋に入ると、密植付状態になるので間引きをします。 翌年の4月のには、素直に伸びた、健康なものを選抜し、本圃に移植します。

高麗人参は植え付け後、2、3年目より毎年開花が見られますが、4年目の種子(赤い実)だけを採取し、保管します。
5、6年目の花(種子)は、養分を根にためて、太らせるためにすぐに摘み取ります。 4年目の秋に根が相当太くなるので、2度目の間引きをします。
6年を経過すると収穫となります。夏の終わる9月から10月かけて行われます。 根を傷つけないように注意を払い宝物のように掘り出します。
「神農本草経」にある高麗人参のはたらきは、
「五臓を補い、精神を安んじ、魂魄を定め、驚悸を止め、邪気を除き、目を明らかにし、心を開き、智を益す」と、ありますます。
その後の臨床実験から、高麗人参には、人参七効説という、7つ効能があることが示されています。